流行りの感染症について 2025年12月時点
【2025年12月最新】今、流行している感染症まとめと対策ガイド
こんにちは。寒さが本格的になり、周囲でも体調を崩す方が増えてきたのではないでしょうか。 現在、日本国内では複数の感染症が並行して流行しており、自治体からも警報や注意喚起が出されています。
今、何が流行っていて、どのような症状に気をつけるべきか。最新情報を整理しました。
1. インフルエンザ:新変異株「サブクレードK」に注意
2025年の冬、最も猛威を振るっているのがインフルエンザです。
- 現状: 例年より約1ヶ月早く大流行が始まり、多くの都道府県で「警報レベル」を超えています。
- 特徴: 今シーズンは、A型(H3N2亜型)から派生した新しい変異株**「サブクレードK(J.2.4.1系統)」**が主流です。
- 注意点: この変異株は「関節痛が出にくい」「微熱から始まる」といった、従来のインフルエンザとは異なる症状を示すことがあり、**「隠れインフル」**として気づかぬうちに感染を広げてしまうリスクが指摘されています。
2. マイコプラズマ肺炎:過去最多級の報告数
「しつこい咳」が特徴のマイコプラズマ肺炎が、秋から引き続き高い水準で流行しています。
- 症状: 発熱、全身の倦怠感、そして長引く乾いた咳。熱が下がった後も3〜4週間ほど咳が続くのが特徴です。
- 流行層: 子供や若い世代を中心に流行していますが、今年は全世代で報告数が増加しています。
3. 感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)
12月から1月にかけてピークを迎えるのが、ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎です。
- 現状: 全国的に報告数が右肩上がりで増加しています。
- 症状: 突然の嘔吐、下痢、腹痛。
- 対策: アルコール消毒が効きにくいため、石けんによる丁寧な手洗いと、汚物処理の際の塩素系消毒剤(ハイターなど)の使用が不可欠です。
4. その他の注目すべき感染症
- 新型コロナウイルス (COVID-19): 爆発的な流行ではないものの、依然として一定数の感染者が報告されており、他の呼吸器疾患との同時感染も懸念されます。
- 伝染性紅斑(リンゴ病): 一部の地域で警報レベルの流行が続いています。大人が感染すると関節痛などの症状が強く出ることがあります。
💡 私たちが今できる「3つの基本対策」
感染症が混在する今、改めて基本に立ち返ることが最大の防御になります。
- 「咳エチケット」の徹底
- 咳が出る時はマスクを着用し、周囲への飛沫を防ぎましょう。
- こまめな換気と加湿
- 冬の閉め切った室内はウイルスが滞留しやすいため、1時間に1回程度の換気を。湿度は**50〜60%**を保つのが理想です。
- 体調に違和感があれば「即・休養」
- 「熱がないから大丈夫」と思わず、喉の違和感や倦怠感がある場合は外出を控え、早めに医療機関を受診してください。
まとめ
2025年の冬は、インフルエンザの新変異株やマイコプラズマ肺炎など、例年以上に「呼吸器系の感染症」が目立ちます。年末年始のイベントを楽しく過ごすためにも、手洗い・うがい・換気を習慣化していきましょう!